前回お話した「Presario 1400 14XL」という機種は、デザイン・機能性とも、MS系の中では秀逸でした。
いまは「HP」(ヒューレットカッパード)に変わった「コンパック」。本当にユニークなメーカーでした。
さてさて、時代は移り変わり、2003年に広告代理店を退職し、広告会社を立ち上げた私は、
創業前に2つのパソコンを博多のヨドバシカメラで購入したのでした。
一つは、今は亡き「ソーテック社の PC STATION」、もう一つは「アップル社の eMac」。
ソーテックは安さ勝負のMSパソコン。 eMacはDTP御用達のハイスペックマシンでした。
eMac1台分のコストでソーテックのデスクトップが2~3台ゆうゆう買える価格差がありましたが、
私にとってはどちらも大切な創業期を支えてくれた最高のマシンでした。
ただ、ソーテックは1年で買い換えました。それまで自宅を事務所にしていたのを事業の拡大のため、
新しく事務所を借り、スタッフを増員し、設備を一新したためです。
次に買ったのが、「DELL DIMENSION 9200」。タワー型のハイスペックマシンです。
このころになると、余計なソフトがたんまりついているお飾りパソコンはそもそもリストから、
除外になります。まさに、購入の決め手は、「安さと速さ」。必要なソフトは、「オフィス」、「アクロバット」、「フォトショップ」
くらいで十分です。
そうすると、なぜか、日本メーカーはほとんど用がなくなっていきます。弊社でも唯一の日本製パソコンであった
NEC Mateは1年で故障し、DELLが1台買えるくらいの修理費が必要と言われたので、すぐに買い換えました。
このころから、日本のパソコンメーカーは、まさに"衰退"していくのみでした。(続く)
ソーテック PC STATIONと
e-mac