タイトルの「ミサゴ」は、言うまでもなくアクセラのデザインを動物に例えたときの印象です。
とにかくフロントマスクとヘッドライトに特徴があります。夜になると前から見ても、後ろから見ても
その姿は獲物を追う、「ミサゴ」さながらです。では、「クラゲ」は何を指しているのでしょうか。
答えは最後に述べます。
さて、前回までは「アクセラ」と「ヴェルファイア」の比較をしました。
今回は、アクセラを買うときに比較検討したクルマのお話です。
リストアップしたのが、
1.VOLVO V40 D4
ボルボのエントリークラスの人気車種です。ターボとディーゼルがあります。
値段は300~450万円程度。乗り心地と安全機能はピカイチ。
2.Audi A3 Sportback 1.4 TFSI sport
アウディのエントリークラスの人気車種です。1400ccのエンジンにターボを付けて
燃費を重視した「ダウンサイジング」タイプのクルマです。
値段は350万円程度。乗り心地とデザインはさすが!
3.プジョー308 Allure BlueHDi
アクセラと非常によく似たスペックのクルマです。フォルクスワーゲンのディーゼル車不正問題が
なければ、これを買っていた可能性は高いです。ディーゼル車で室内も広く、値段も300万円程度と
欧州車にしてはリーズナブル。但し、ディーゼル車特有の排ガス処理の工程が「後処理」という
オイル交換のような作業が年数回必要です。ボルボとマツダは「DPF」という独自の技術で
この後処理が必要ありません。
上記の車種と「アクセラ」を比較して、結局、アクセラに決めたのは、アウディとプジョーの
スペックを持ちながら、価格が安いこと。「DPF」技術のすばらしさ。ボルボは、次の乗り換えで
XC60(先日のカー・オブ・ザ・イヤーを外車で受賞した。)辺りを検討することとして、
今回は、早くから脱落していました。
ところで、国産がないのは、と思われるかもしれません。実は、アクセラのゾーンで買える
国産の人気車といえば、ご存知「プリウス」なのです。装備も室内も申し分ないのですが、
その外観は理解できないほど、滑稽です。前モデルまでバカ売れしていた「プリウス」と同じとは
思えないほどの斬新なデザイン。まさに、それは「クラゲ」と表現するにふさわしい。
クラゲには「目」がなく、触手(手足)は夜光る。夜、プリウスの後ろにつくとよくわかりますが
本当に「クラゲ」です。前から見ても、ヘッドランプが小さくて、どこが光るのか、よくわかりません。
「イカ」という考えもありましたが、イカには大きな目がある。
やはり、車のデザインには、スペック・価格を超えた"何"かがある、というのが
私の考えです。終わり。